液体ガラスHSシリーズ

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液体ガラスQ&A 掲載内容の「無断転載」「無断転用」をお断りします

 

表面木材改質技術


1.「液体ガラス」とは
「液体ガラス」は、微粒子化されたシリケート組成液に改良を重ねることで有機物との密着性を向上させた無機質材で、着色性・伸縮性・屈曲性に優れ、環境負荷の少ない素材として景観、インフラ、建築をはじめ、これまでにない新たな領域における木材利用の可能性を広げる画期的な処理技術です。
2.どうして液体ガラスは安心・安全なの?薬害の問題はないの?
液体ガラスは空気・水・鉱石と同じ無機物のため、人体や環境へ悪影響を与えません。シリカ系の無機コーティング材だから安全です。
3.既存の撥水剤や塗料とどう違うの?
木材は基本的に有機物のため膨張・収縮を繰り返し、表面に皮膜をつける従来の塗料は必ず剥離します。またトップコートなど、塗膜は木材の持つ調湿機能や呼吸を止めてしまいます(木は死ぬ)。液体ガラスの「含浸処理」と、水は通さないが空気を通す「伸縮性のある微粒子によるコーティング処理」によって、木の本来の姿(木は生きている)を維持する事が可能となります。
4.液体ガラス処理材「HSウッド」はどうして変色・腐食しないの?シロアリを防ぐの?
経年による木の変色には、酸化作用による灰色化、腐朽菌繁殖による白濁化、紫外線による日焼けの黒ずみ、またそれらの複合的な作用によります。液体ガラスは無機質の酸化されにくい性質の材料の為、様々な変色の原因の元をシャットアウトして木材の変色を防いでいます。
また、木が腐る原因の腐朽菌の繁殖には、湿度、酸素、水が必須条件です。木材内部の空隙に液体ガラスを浸透させることで内部に水を浸透させず、腐朽菌の繁殖の条件が欠けて、腐らない木が実現しました。腐朽菌の繁殖同様、シロアリもまた木材を食料として生殖するため、木材内部に水が吸収されなければ、シロアリは木材を食料に出来ない=繁殖しないという事になります。
5.液体ガラス処理材「HSウッド」は不燃材なの?
不燃認定番号は取得しておりませんが木材への液体ガラス注入および塗布において防炎性能試験に合格しております。
6.液体ガラス処理材「HSウッド」は普通の木材と何が違うの?
基材となる木材は国産のグリーン材(生木)という、製材時にCO の排出や化石燃料を使用しない地球環境にやさしい木材を使用しています。
通常の木材のように強制乾燥を行うと木が死んでしまうため30年程度の寿命となります。HSウッドは 呼吸可能な「生きた木」の状態で使用するため、長期間の使用が可能となります。(法隆寺などは自然乾燥の木材を使用しているため1300年経った今も現存)
7.材料(塗材)のみの販売はしていないの?
液体ガラスの施工は気温・湿度などに影響されるデリケートな仕上げのため、塗料のみの販売は行っておりません。
8.液体ガラスの塗膜は滑らないの?
液体ガラスの塗膜は滑り抵抗値が高くなりワックスで仕上げた床のように滑ることはありません。(ワックスで仕上げたフローリングなどの床で滑ってペットが骨折などケガをすることはありません)ペットも歩き易い床が実現できます。見た目のツヤから滑りやすい印象を受けますが、摩擦係数が高く、乾いた状態では滑りにくくなります。(水などの液体が間にあると滑り易くなるのはどの基材でも同じです)
9.落書き対策に効果はあるの?
液体ガラスの塗膜はホーロー質の塗膜が形成され、油性のマジックなどで落書きされても簡単に落すことができます。シンナーで拭いても耐薬品性が強く塗膜が犯されることもありません。無機質の塗膜は有機汚染物質との相溶性がありません。排気ガスやペンキ等の落書きに対しても被膜と汚れの⼀体化がないため、メンテナンスが容易になります。
10.トイレの悪臭対策に効果はあるの?
トイレの臭いの原因はタイル目地にしみこんだ汚れなどが腐食し発生したカビや菌などが悪臭の基となります。床材や目地ごと液体ガラスでコーティングすれば悪臭対策となります。付着した汚れに対しても被膜に汚れが浸透せず⼀体化しないため、メンテナンスが容易になります。
11.シックハウス・シックスクール対策に効果はあるの?
弊社の取り扱う液体ガラスは、ホルムアルデヒド、キシレン、トルエン、鉛等の化学物質を使用しておらず、完全硬化後の被膜も無機質以外の物質を含みません。化学的・生理的にも安定しており、不活性で人体に影響がありません。
シックハウス・シックスクールの原因としてあげられている「厚生労働省による濃度指針値に該当する成分(13物質)」を含んでいません。
また、学校保健安全法によるホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(6物質)を含まず、安心してお使いいただけます。
12.木材の塗装は剥がれやすいけど大丈夫なの?
木材は基本的に有機物のため膨張・収縮を繰り返し、表面に皮膜をつける従来の塗料は必ず剥離します。液体ガラスの塗膜は基材に浸透・密着し正しく施工されていれば剥がれずに含浸にしても塗膜にしても、基材と⼀体化します。また独自に開発した無機質ナノ塗料による塗装は有機物との密着性・着色性に優れた特性を持っています。
13.高温になる場所でも使えるの?
「HSウッド」関連製品は比熱が高い特性(熱くなりづらい)・耐熱性の特性からも温浴施設・サウナなど高温な場所に最適です。
14.熱には強いの?
耐熱性の高い皮膜を形成し、熱に強い特性を持ちます。無機100% のコーティング材料で、コンクリート・モルタル・ストレート・⾦属・タイル・⽯材・⽊材など、各種基材表⾯に常温でホーロー質⽪膜を形成します。この⽪膜は、ガラスや⽯と同様の安定した物性を持ち、紫外線に強く超耐久性を発揮すると共に無機質特有の不燃焼性のほか、耐熱性・耐⽔性・耐薬品性・耐汚染性の向上等、⻑期的な耐久効果が実証されています。
15.直射日光で熱くなりやすいの?
「HSウッド」は天然木を使用していますので熱くなりづらい製品です。合成木材や人工木材の場合は夏場は表面温度が高くなり、裸足で歩くことが困難になる場合があります。「HSウッド」液体ガラス処理木材は天然木材の特性をそのまま生かしていますので、夏でも素足で歩ける人や環境にやさしい製品です。
16.有機塗料の上に塗布することはできるの?
有機塗料の上に液体ガラスを塗るのは⼀部の液体ガラスで対応可能になります。(有機塗料の種類によりますのでご注意下さい)
有機塗料にも長所がありますので、液体ガラス塗料で有機塗料の弱点を補うことも試されています。
17.引っ掻き傷には強いの?
液体ガラスの塗膜は高硬度被膜を形成し傷がつきづらい特性があります。耐摩耗性が高くて床材の塗膜としても適応可能です。
一般的な有機塗料と比べると遙かに傷がつきにくい塗膜です。
被膜の硬さは最大で9Hの数字が測定されています(塗料の硬さは鉛筆引っ搔き強度で表されます)
18.建物の塩害対策には効果があるの?
液体ガラスの塗膜は無機質特有の防汚性能で基材を紫外線や⾬⽔から保護し、耐薬品性、耐油剤性、塩害防止に優れた効果を発揮することから内外装防汚コーティング剤として⼟⽊、建築分野で広く使⽤されています。特に港湾コンクリートなどの塩害劣化防止対策として特殊対応製品もご案内可能ですのでご相談下さい。
19.ホーロー質の塗膜は割れないの?
液体ガラスの塗膜は基材に浸透・密着し正しく施工されていれば割れません。石材・コンクリート等と相性がよく、含浸にしても塗膜にしても、基材と⼀体化します。有機物の上でも処理方法により、⼤きな密着性を保ちます。「液体ガラス」は伸縮性のある天然木材に対する独自に開発したこれまでにない新たな木材改質処理技術です。ナノレベルの微粒子で生成された液体ガラス含浸処理品に液体ガラス塗装を施すことによって、有機物との密着性・着色性・伸縮性・屈曲性を上げ、環境負荷も少なく建築物の長寿命化、無害化を成し遂げる「改質された」天然木製品や建材を創生します。
20.浴室で使用したいけどカビは生えないの?
液体ガラスの塗膜はカビや菌のエサとなる有機物が含まれていないため、カビや菌類の繁殖を抑制します。
カビをはじめ微生物は生育に有機物を必要としますのでペンキをはじめ有機塗料はカビが生えます。液体ガラスは完全無機ですから微生物が育つ環境となりません。しかしガラス皮膜でも表面に有機系の汚れがたまり、かびや微生物の繁殖の条件が揃えばカビは発生します。しかし、この場合でも汚れは浸透していませんので簡単な掃除でカビや汚れを落とすことができます。
21.既存のチーク材のデッキの塗り替えに使えるの?
「HSウッド」(液体ガラス処理)は針葉樹(杉や檜など)が対象樹種ですので、南洋材の場合はそれと同等の耐候性は保証できません。
しかし「HSプロテクト」処理(液体ガラス塗装処理)が可能な状況と判断出来れば塗り替えに使えます。但し、完全処理材の「HSウッド」同等の性能は保証できません。施工の可否含め詳細は別途弊社あてご相談下さい。
22.液体ガラスとは水ガラスのことなの?
液体ガラスと水ガラスは見た目は同じようでも、全く違う物ですのでご注意下さい。
よく液体ガラスと誤解されますが⽔ガラスは⽔溶性で、コンクリートの急激な乾燥を防⽌する等の剤として使える効果などがありますが、液体ガラスの特徴である、コンクリートの改質効果等はありません。
液体ガラスはコンクリート内部に浸透しガラス物質(不溶性結晶体)を形成します。耐水性が高く安定したガラス物質は水に濡れても溶出することがありません。ちなみに、水ガラスはガラスのように固まったように見えても、また水が掛かれば溶けだすので、屋外・水廻りでは使えません。
23.木製の食器の仕上げには使えるの?
適正な⽊専⽤の液体ガラス処理を施せば可能になります。
液体ガラスの塗膜や含侵は、不溶性結晶体を形成するので、防⽔性及び表⾯強度の増⼤が図られます。
液体ガラスは完全無機質であるため、ホルムアルデヒド、キシレン、ベンジン、トルエン、シンナー、鉛な どの有害物質とは相いれません。また完全硬化後の被膜も無機質以外の物質を含みません。科学的・⽣理的に安定しており、不活性で⼈体・動物など⽣命体に影響を与えません。
液体ガラスの原料は石英ですので無害です。

詳細はお気軽にお問い合わせください。
Mail:.info@tozaicrete.com

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