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蜜蝋ラップを作ってみよう!  

”蜜蝋ラップ”、くり返し使えてエコ・脱プラのアイテムとして今、注目されています。

蜜蝋ラップって?

自然素材で様々な用途に利用される蜜蝋。そのひとつとして蜜蝋ラップがあります。手のひらの温度でやわらかくなり、どんな形にもフィット、冷蔵庫で冷やすと硬くなりラップしたものをしっかりと保護してくれます。蜜蝋の保湿成分で食材の鮮度を保ちながら保存することができます。使用される布によりデザインも豊富で、キッチンの彩りとしても楽しめます。使い捨てのプラスチック製と違い、水洗いでくり返し何度でも使えるため環境にもやさしいアイテムです。

そんな蜜蝋ラップ、手作りもできるというのでさっそく作ってみました!

※熱に弱いため電子レンジの使用やお湯洗い、食洗機は避けてください。

※はちみつアレルギーのある方や乳幼児の手や口に触れないようにしてください。

手作りラップを作ってみる

準備するもの:布、蜜蝋、アイロン、アイロン台、クッキングシート、アルミホイル、ハンガーピンチ

蜜蝋は色の付きにくい、白い晒し蜜蝋のビーズタイプのものを使いました。あとは家から持ってきたものと会社にあったもの。

さあはじめましょう!

① はじめにアイロン台の上にクッキングシートを敷いておくとアイロン台の保護になりますね。布を広げ蜜蝋ビーズをパラパラと散らします。これくらいかな?

② その上にクッキングシートを敷き、温めたアイロンをあてていきます。ドキドキ…。万が一のことも考えてアイロンにアルミホイルを巻き付けるというひと工夫(実際は大丈夫でした)。

③ 蜜蝋はわりとス~ッと溶けだしました。いい感じ?

④ あれ、蜜蝋ぜんぜん足りない?。染みていないところにさらに蜜蝋ビーズをのせて、再度アイロン掛け。

ということを何度かくり返し、まんべんなく蜜蝋が染み込みました。今度こそいい感じ!

出来上がった蜜蝋ラップは、持ち上げるとしっかりと張りのある状態。ベタベタ感は特に感じません。ちょっと干しておきましょう。夏のいいお天気です。

蜜蝋ラップを使ってみる

ボール型の器にラップ。おやつを盛り付け。しなやかに形づくれました。

はじめる前は、蜜蝋がベタベタになったりうまく溶けなかったり…などと心配していたのですが、そうしたこともなく作ることができました。アイロンの扱いに気を付けてあげればお子さんとも楽しめそうです。蜜蝋のほかにホホバオイルや松脂などを混ぜると抗菌力や密着力が増して効果的だそうです。作ることも使うことも楽しめる環境にやさしい蜜蝋ラップ、いかがですか?

こだわりの蜜蝋ラップはこちらから

布でつくる みつろうラップ 株式会社KAWAGUCHI  

第20回ホビー産業大賞の東京都産業労働局長賞を受賞された商品です。布と蜜蝋と作り方レシピがセットになっていて、はじめてでも手軽に手づくりにチャレンジできます。オーガニックタイプはセットの布がオーガニックコットンで、この商品の売上げの一部は「ピース・インド・プロジェクト」を通してインドのコットン畑で働く子どもたちの支援に使われます。

商品の購入は手芸店・雑貨店やAmazon・Rakutenなどのオンラインショップを検索ください。

Bee Eco Wrap  

GOTSオーガニック認証を受けたコットン生地に、化学物質を一切使わず持続可能な方法で採集した蜜蝋とコールドプレス製法のホホバ油、木の樹脂を独自にブレンドしたWAXを使用し、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られています。

子どもたちの未来のためにサスティナブルな生活を-と、オーストラリアの作り手デヴァイン一家の思いが伝わってきます。とてもカラフルでおしゃれなデザインです。

aco wrap  

フェアトレードによって作られたオーガニックコットン、岐阜県の蜜蝋、オーガニックホホバオイル、植物由来の天然樹脂などすべて天然由来の素材を使用しています。日本の暮らしに合うようにmade in japanにこだわり、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られています。

草木染めで蘇芳色や翡翠色などシックで落ち着いた色合いです。

さいごに

毎日の食生活の中でついサッと使ってしまうフードラップですが、そんな小さな使い捨てのゴミをなくしていく行動の積み重ねが、サスティナブルな社会につながるのですね。つつむ食品のこともあわせて考えさせられました。


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