はじめに
トーザイクリエイトがこれまでに製作してきたオリジナル(特注建材)製品の加工技術をご紹介します。第2回はカット、切削技術を用いて、オリジナル建材を製作する技術についてです。
今回は、これらの加工技術で製作される、表面切削壁面材「DSウォール」と組子風3D抜きパネル「DSパネル」のオリジナルデザイン製品をご紹介します。

道具や機械を使用して、カット・切削加工などで成形する
機械や道具を使って基材や素材を「彫る」・「削る」・「切り抜く」などを施すことで希望するデザインを表現することができます。ただし、機械によって製作不可能な形状や工具や治具を新たに作成する場合がありますので、素材の性質や機械の特長を理解し、コストや納期を考慮したうえでデザインを行うことが大切です。
NC加工
NC加工とは、ドリルやルーターなどに代表される、工具を用いて工作機械をコンピュータで数値制御(numerical control)して切削を行う加工方法です。NC加工ができる工作機械を「NC加工機」「NC工作機械」といいます。
木材(天然木、集成材)やMDFなどの木質系基材の加工に多く使用されていますが、ケイカル板や石膏系基材などの不燃素材にも使用可能で、立体感のある不燃建材を製作することが可能です。
デメリットとして、ピン角での製作ができないことや、切削工具の形状で、製作できる形状が限られていることがあげられます。



レーザー加工
レーザー加工とは、金属や木材などの素材に高エネルギー密度のレーザー光線を照射して、融解・蒸発を引き起こすことで切断や穴あけを行う技術です。この方法は金属、セラミック、樹脂、木材などの素材に対して精密な抜き加工を施すのに適しており、さらにサインや模様を彫刻することも可能です。木材へのレーザー加工では、小口面が焦げ色になります。NC加工と比べて繊細な模様の彫刻が可能ですが、価格はNC加工に比べて高めです。


まとめ
カット、切削により、広い範囲で立体感のある表現が容易になり、デザインの幅が広がります。機械によって製作の可否やコストが異なります。まずは画像やスケッチなどで希望のデザインをお伝えください。

第三回は「セミオーダー~仕上げ・サイズ変更」についてご紹介します。
第一回「イメージ通りの空間に仕上げる~オリジナル建材をつくる方法~」はこちら
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様々な基材を「彫る」「削る」「切り抜く」ことで立体感のある壁面演出を可能とする、装飾建材のご紹介です。
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